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41件の議事録が該当しました。

該当会議一覧(1会議3発言まで表示)

2016-11-24 第192回国会 衆議院 憲法審査会 第3号

そして、表現の自由などの精神的自由権については、人権人権のぶつかり合い、つまり、表現の自由といえども人の人権を侵してはならない、この調整原理としての公共福祉の名のもと制約を受ける。これは私の意見とか憲法学者意見ではなくて、最高裁確定判決です。二重の基準という言い方は使っていませんが、その考え方に基づいた確定している判決があります。  

枝野幸男

2016-10-20 第192回国会 参議院 法務委員会 第2号

法務省には、こういった人権調整原理についても広報活動を是非行っていただきたいと思います。  個人的なことなんですが、十数年前までは自分もたばこを吸っておりまして、少しずつ税金が上がっていって、なかなかやめられないということが、何回も禁煙したんですけれども、なかなかできなかった。

山口和之

2014-11-12 第187回国会 参議院 憲法審査会 第3号

憲法参議院という命題に対し、まず踏まえるべきは、日本国憲法においては、参議院議員衆議院議員と同じく、憲法目的価値である第十三条の個人の尊厳の尊重主柱とする国民の自由と権利について、公共福祉調整原理の下に最大の尊重をもってその実現確保に取り組む唯一の立法機関構成員であるという点で何ら変わるものではないということであります。

小西洋之

2014-02-03 第186回国会 衆議院 予算委員会 第3号

憲法というのは、私は、多様な価値観を認めて、その存在を許容するものであって、その調整原理の上に成り立っている、そういう部分が大きいんだと思います。  私は、なぜ愛国心を鼓舞するのは違和感を感じるかというと、これまでの歴史上、愛国心もとにいろいろなことが行われてきたわけですね、言うことによって。愛国心というのは、国民から、自然の発露はいい。

畑浩治

2013-06-05 第183回国会 参議院 憲法審査会 第5号

恐らくこの公共福祉に対する逆に不満があったわけで、その公共福祉に対する不満というのが、人権相互調整原理という、かなり狭い意味でしかこの公共福祉という言葉憲法学では使われてこないことが多いと、そういうところだと思うんですが、実際には、この人権相互調整原理という理解の仕方というのは少し古い理解かなというふうに思っております。

小山剛

2013-06-05 第183回国会 参議院 憲法審査会 第5号

まず、先ほど片山先生の御質問に対する回答の中で、憲法十三条の公共福祉ですけれども、いわゆる人権調整原理とのみ考えるのは少し古い考え方というふうな御説明があったと思うんですけれども、私の理解する限り、戦後最高裁の判例の歴史を見てみると、初めはまさに公共福祉公益という解釈のみでぶった切りにしていたものを、各人権比較調整ですとか二重の基準論の、まあ最高裁でないにしても、裁判所の裁量ですとか、まさに

小西洋之

2013-05-29 第183回国会 参議院 憲法審査会 第4号

このことを、公共福祉というのは人権人権衝突調整原理であるというふうに表現してきたのであります。  この考え方は、権利を個々の国民利益には直接には関連付けることの困難な国家利益によって制限していた戦前の在り方を、戦後根本的に変更しようとしましたときには非常に重要な考え方であり、日本国憲法解釈学説として通説的な地位を占めてきたということにはそれなりの理由があったと言えます。

高橋和之

2013-05-29 第183回国会 参議院 憲法審査会 第4号

参考人高橋和之君) 実は、公共福祉による制限という点については、私の話の中では深く立ち入る時間がなかったんで立ち入らなかったんですが、学説上、現在、従来のような人権衝突調整原理でいいんだろうかということがいろいろと議論されております。なぜならば、現実人権制限している様々な法律が、人権人権衝突しているというふうに説明するのが非常に困難な場合が結構たくさんあるわけですね。  

高橋和之

2013-05-29 第183回国会 参議院 憲法審査会 第4号

したがって、私も余り深く自民党案を勉強したわけじゃありませんけれども、私のざっと見た感じでは、そこのところの理由人権調整原理だけじゃないんだよと、そういう趣旨を明らかにするというふうに書いてありましたので、人権調整原理という点についてはいろいろと学説上も議論されているんだけれども、しかしそのことは別に人権制約する範囲を侵そうというようなことではないんだというふうに私は考えております。

高橋和之

2013-03-21 第183回国会 衆議院 憲法審査会 第3号

例えば、公共福祉概念、これは私も、党で主張しておりますように、再定義が必要ではないかというふうに思っておりますけれども、人権制約原理のところの人権相互調整原理という場合に、将来世代人権というものも検討に入れるのも一つの考えではないかと思いますし、あるいは、社会的価値実現もしくは確保のための公共福祉という場合に、その社会的価値の中には、将来世代の、例えば適切な環境の中で生活できる権利とか

古川元久

2012-06-07 第180回国会 衆議院 憲法審査会 第7号

先ほどからも御意見がありますが、そもそも、憲法に明記された公共福祉というのは、人権人権がぶつかり合った場合の調整原理であって、国家国民人権制限するためのものではないということだと思うんです。  ところが、現実はどうか。この点でも、現実を見てみると、公共福祉の名のもとに何が行われてきたか。

笠井亮

2012-05-16 第180回国会 参議院 憲法審査会 第5号

それから第二に、公共福祉、公の秩序ということを入れられたことでありますけど、実は私は公共福祉を、先ほどちょっと福島先生御指摘になりましたけど、日本のどちらかというと通説的なのは、公共福祉イコール個人人権間の調整原理こういうような認識なんですよね。私はこれはちょっとおかしいんじゃないかと思います。  

西修

2009-01-27 第171回国会 両院 平成二十年度一般会計補正予算(第2号)外一件両院協議会 第2号

だから、ねじれの調整原理両院協議会がどう果たすべきなのかということをしっかりと議論をしていくというのがこれから非常に重要になってくるんではないのかなと思っておりますので、衛藤議長に是非お願いしたいのは、今後とも、まあなかなか非常に難しい議論なんですけれども、この両院協議会在り方についてどこかでしっかりと議論をしていくような機会をつくっていただけるよう心からお願いをしたいと思っております。

簗瀬進

2007-04-25 第166回国会 参議院 日本国憲法に関する調査特別委員会 第6号

今の公共福祉というのは、人権人権衝突した場合にその調整原理だということでもうほぼ定説ができているわけですけれども、それを今の時期に変える必要があるのか、国家的な利益人権に優先させるのか、これも基本原則を大きく変える憲法案ではないかというふうに考えておりますので、言葉としては基本原則守ると言われるんですけれども、本当にそうなのかなと、非常に疑問を持っております。  

笠松健一

2005-02-03 第162回国会 衆議院 憲法調査会 第1号

非常事態においては、まさに他者の生命という大変大きな他の人権との調整原理になりますから、平常時に比べて制約される要素が大きくなるというのは、現行憲法もとにしても、そもそも基本的人権概念もとで当然にあることでありますから、あえて非常事態だから特に人権制約されると書くということは全く意味がないことだと思っています。  

枝野幸男

2004-04-08 第159回国会 衆議院 憲法調査会 第5号

そこにおいて表明された意見を小委員長として総括すれば、  公共福祉による人権制限目的については、他者人権保護のみならず人権には還元できない公共利益保護という目的も存在するとの参考人意見に対して、現代的な問題に対処するためには公共福祉を広く実効的に認めていくべきであるとの意見が出される一方、公共福祉はあくまでも人権衝突した場合の調整原理であるとの意見が出されました。  

山花郁夫

2004-04-08 第159回国会 衆議院 憲法調査会 第5号

小針さんの意見に全面的にすべて賛成しているわけではございませんで、先ほどおっしゃったように、人権制約の法理として公共福祉ということは言ったわけでございますが、これは政府解釈の、百歩譲って政府解釈のという意味公共福祉のことでございまして、私も基本的には、通説の公共福祉から考えると、調整原理にはならないなと実は思っております。  

大出彰